基本理念
BASIC PHILOSOPHY
障がいを持っている方や高齢者をはじめ、サポートが必要な人たちが何を必要としているかを理解し
地域に溶け込み安心して生活できる環境を作っていく事を目的とし取り組んで参ります。
4L活動
誰もが社会に溶け込み、
誰でも住みよい平等な社会の実現に向けて
2007年事業所設立当初は、就労継続支援事業所B型エコ・ファクトリーでスタートしましたが、利用者さんたちの必要としていることを形作りながら、また地域で必要としている声を聞いていくうちに、微力ながら精一杯福祉資源を広げて参りました。
ですが作れば作るほどこのままでいいのか、本当に必要としているものはこういうものではないのでは?と自問自答を繰り返しながら運営をしています。
そんな中で欠かさないようにしている理念の根本は「安心感」と「期待感」そして「敬意」です。
全ての利用者さんやご家族の方々にこの3つの基本を満足してもらえるかは無理なことなのかもしれませんが、全ての方々に満足してもらうことを諦めたらケアをしてはいけない、この業界にいてはいけないと考えています。
ケアの面で、私たちは多くのサポートを必要としている方々と接しています。
そこで思うことは、そもそも完ぺきな人は誰もいなくて、どのように相互に学んでどのようにみんなで楽しく毎日を生きていくかが大事だと思っています。
本当の「住みよい社会創りの担い手」として自信をもってみんなで取り組み環境づくりに邁進していく。それが私達119INTERNATIONALの使命です。
住みよい社会とは
「住みよい社会」とは、ハンディを持った方やご高齢者、様々な方々の生活基盤を構築するお手伝いをし、安心して暮らしていける社会という意味です。
100%この理念を当てはめる事は難しいかもしれませんが、少なくともこの基盤を作る一助を担う事は今の日本社会においては必要な財産になると確信しています。
ごあいさつ
GREETING
コロナや温暖化、世界レベルでの変化が著しい昨今、日本経済に置かれましても、まだまだ人々の生活を圧迫し、自分や家族の「その日暮らし」に追われ、心にゆとりがなく、ネット社会になり簡単に感情的な見えない人からの誹謗中傷が蔓延し、簡単に傷つけ「自己中心的な社会」が形成されているように思われます。
さて海外には学校に行く事すらままならない地域や国がまだまだたくさんあります。そういった国々の子供達は将来の夢が明確で、医師や先生といった「人のために役にたとう」という志を持っている子供が多くいるという話をよく聞きます。 しかし、日本の子供達は夢を持っている若者が少ないといわれています。
しかも、日本国内における自殺者は1年間で2万人以上と1度の戦争や災害で亡くなった数に匹敵します。
日本は確かに素晴らしい国です。 日本の良さを伝える事のできるひとつとして「便利さ」があると思います。
経済の発展に比例して便利さを追求し、そこに仕事が生まれ、いつでも欲しいと思うときに必要なものが手に入るようになりました。
しかし良さである便利さを追求する事により、何でも手に入ってしまうという思いが生じ、そこから「選ぶ時代」、つまりいらないと勘違いしてしまったものが捨て去られてしまっているような気がします。
いらないと勘違いしてしまったもの、それは他人を気遣う思いやりや支え合うといった「心の豊かさ」のような気がします。
今を、思いやりを持って大切に出来ない人や社会が、どんな未来を描けるのでしょうか。
人は決してひとりでは生きていけませんし、思いやりのない生活の中ではいい社会は形成されません。
「稼ぐ事」が主流になってしまい、他人を思いやる心ある生活をしていく事を忘れがちになっている様な気がします。
心ある生活という意味はここでは、「困っている方や、他の人の手助けをする」という事です。他人に関心を向けられる人は経済的に余裕のある人だ、とよく聞きます。 はたしてそうでしょうか…
かつて日本も高度成長期に経済的に豊かな時代はありましたが、「他人」に対して思いやりの心を持って、助け合ってきたのでしょうか。 単なる言い訳にすぎません。
自分が苦しい経験をしているからこそ、他人にもそういう思いをして欲しくないと考える事の出来る人が社会を形成する真の意味での社会人です。
そこで私達は、そこに困っている人がいるから支えあいます。
仕事とは支え合う事を目的とし、他人のために働き「ありがとう」という感謝の言葉をもらえる事、つまり支え合う「支事づくり(しごとづくり)」をテーマに全力で活動していきます。
株式会社119INTERNATIONAL / エコファクトリー代表取締役
結城 悟